東洋医学を知るための歴史
2011年01月11日
「東洋医学」を理解するためには、「東洋医学」の歴史を知ることが大切であると考える。
「東洋医学」と言うようになったのは、明治以降であるが、何故「東洋医学」と言うようになったのかを知る人は少ない。
「東洋医学」を紐解いていくためには、「明治期」の歴史を知ることが重要であると考えている。
ところが、日本人はつい最近の時代である「明治期」をあまり知らない。これには理由がある。
日本では、社会の授業は、小学・中学・高校ともに、みな古代から始める。4月になると気分も新たに、縄文時代や弥生時代を学ぶのである。年が明け、歴史の授業に飽きてきた頃、ようやく明治期に入り、あっという間に昭和期まで駆け抜ける。場合によっては近代の授業をはっしょっているところもあるようである。日本人の近代における歴史認識が乏しいのも、太平洋戦争を細かく教えないことに原因があると言える。
しかし、ほとんどの国では、歴史の授業は現代からさかのぼって教えている。この方針は、現代を知るためには近代を知る必要があるという実学から来ているように思われる。
中国では、中国ウン千年の歴史があるにもかかわらず、現代と近代の部分が、教科書の半分を占めている。清国・中華民国時代にいかに列強各国に占領されて虐げられてきたか、いかに中華人民共和国はすばらしいかを、トクトクと書いた教科書を用いて授業している。反日感情が強いのも、歴史教育の偏重による。大韓民国もまたしかりである。
東洋医学を知るためには、自国の歴史やアジアの歴史に目を向けなければ見えてこないことがあまりにも多いということである。
平成23年1月11日(火)
清野充典 記
「東洋医学」と言うようになったのは、明治以降であるが、何故「東洋医学」と言うようになったのかを知る人は少ない。
「東洋医学」を紐解いていくためには、「明治期」の歴史を知ることが重要であると考えている。
ところが、日本人はつい最近の時代である「明治期」をあまり知らない。これには理由がある。
日本では、社会の授業は、小学・中学・高校ともに、みな古代から始める。4月になると気分も新たに、縄文時代や弥生時代を学ぶのである。年が明け、歴史の授業に飽きてきた頃、ようやく明治期に入り、あっという間に昭和期まで駆け抜ける。場合によっては近代の授業をはっしょっているところもあるようである。日本人の近代における歴史認識が乏しいのも、太平洋戦争を細かく教えないことに原因があると言える。
しかし、ほとんどの国では、歴史の授業は現代からさかのぼって教えている。この方針は、現代を知るためには近代を知る必要があるという実学から来ているように思われる。
中国では、中国ウン千年の歴史があるにもかかわらず、現代と近代の部分が、教科書の半分を占めている。清国・中華民国時代にいかに列強各国に占領されて虐げられてきたか、いかに中華人民共和国はすばらしいかを、トクトクと書いた教科書を用いて授業している。反日感情が強いのも、歴史教育の偏重による。大韓民国もまたしかりである。
東洋医学を知るためには、自国の歴史やアジアの歴史に目を向けなければ見えてこないことがあまりにも多いということである。
平成23年1月11日(火)
清野充典 記
Posted by 清野充典 at 10:26│Comments(0)
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